京アニ初の音楽CD付き絵本が登場 石立太一がディレクター、Evan Callが音楽担当
京都アニメーションに新レーベル・Kyoani Muse Laboが発足。第1弾として音楽CD付き絵本「はぐれ星のうた」のリリースが発表された。
「はぐれ星のうた」はイラスト・物語を京都アニメーションのクリエイターが手がけ、音楽は「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のEvan Callが担当。「従来のアニメーション作品に捉われない、新しい作品を」というコンセプトのもと企画され、京都アニメーションとしては初めての挑戦となる絵本が制作された。絵本にはセットでCDが付属し、楽曲と一緒に絵本の世界観を楽しむことができる。13曲の楽曲はすべてEvan Callが作曲。本格的な大編成によるオーケストラで、ハンガリーで収録が行われた。
ディレクターは「ヴァイオレット・エヴァ ーガーデン」の監督である石立太一が務める。石立は「この世界に入って楽しんでもらえる事を想像しながら、みんなで丹精込めて作った作品です。この『はぐれ星のうた』が皆さんのひと時を豊かにする事を心より願っております」とコメントした。イラストは京都アニメーションに所属し、アニメの美術背景を担う新進気鋭のクリエイター・山崎詩央里、ストーリーはアニメ 「Free!」シリーズ関連の脚本や台本を手がけてきた佐藤綾乃がそれぞれ担当。少年ラズリがエデンと出会い、“うた”によって心を通わせていく模様が描かれ、明日を生きる小さな手助けとなる物語が展開される。YouTubeの京アニチャンネルでは「はぐれ星のうた」のムービーを公開。ナレーションは佐藤元が務めている。
絵本はフルカラーで56ページ。価格は税込6600円となる。本日12月8日より京アニショップ!の通販サイトで予約を受け付けている。また12月30日・31日のコミックマーケット103では先行販売を実施。コミケでは「出会いとはじまりの特製ビジュアルポストカード」が特典として用意される。
石立太一(ディレクター)コメント
「物語」があって、その世界の「画」があって、そして「音」がある。
三つの要素があることで、一つの新しい「世界」がこんなにも豊かに表現できるんだな、と自分自身改めて人の想像力に驚きつつ、その三つの要素を生み出して下さった、三名の作り手の方に尊敬の念を禁じ得ません。
そして手に取って頂けた方の、「想像する力」をもってこの作品は真に完成すると思います。
この世界に入って楽しんでもらえる事を想像しながら、みんなで丹精込めて作った作品です。
この「はぐれ星のうた」が皆さんのひと時を豊かにする事を心より願っております。
ぜひ、触れてみてください。
Evan Call(原案・音楽)コメント
ずっと公開を楽しみにしていましたが、「はぐれ星のうた」がまもなく皆さんの手元に届きます!
数年前から音楽と絵本を一緒にしたコンテンツの企画をクリエイターの皆さんと一緒に作り始めました。
私が書きたい音楽の方向性から始まり、ご相談をしながらとても感動的で素敵な物語が生まれました。それに加えて個性的で素晴らしい絵が出来て、その世界観を感じながら音楽としても楽しめる曲を作っていきました!
この魅力的な物語、絵、音楽で「はぐれ星のうた」の世界を楽しんでください!
(c)Kyoto Animation